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「りかさん」梨木香歩著(偕成社)を読む。
児童文学を読む。
字も大きく読みやすかったが、とても心にしみた。
リカちゃん人形がほしかったのに、
ようこのもとにおばあちゃんから届けられたお人形は、
「りかさんと呼んで」と言う日本人形だった。
りかさんに毎朝服を着替えさせ、
ご飯をお供えして一緒に食べているうち、
りかさんがしゃべりだし、
ようこはいろんな人形の思いを感じ取れるようになっていく。
人形には、持ち主たちの心の思い、叫びがしまわれていた。
切なく、そしてみんな一生懸命生きてきた証。
ここらが洗われるようにおもしろく、 一気に読み終えた。
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本文より抜粋。
「「・・・おばあちゃん、父さんと母さんの結婚に反対だったの。」
(中略)
「(前略)でも、これがいちばんいいことだったよ。」
「・・・ほんと?」
「ああ。」
おばあちゃんは力を込めていった。
「こんなかわいい、こんないい子が生まれて。これがいちばんいいことだった。」」
「アビゲイルはかわいそうだ。だけどアビゲイルはかわいくは見えない。
(中略)
ーかわいいという言葉を胸の中に抱いてみて。
(中略)
ーそしたら、かわいいという感じがどんどん拡(ひろ)がっていくように力を出して。
(中略)
ーそしたら、アビゲイルを抱いてあげて。包み込むように抱いてあげて。
「わかった。」
ようこはうなずいた。そうか、そういうふうにするのか。」
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